フリーランスは会社に属さずに仕事を請け負うスタイルである。
フリーランスの収入は給与ではないため、契約先で年末調整が行われない。そのため、確定申告が必要となることがある。

確定申告が必要なケースは、事業でいくらかの儲けがあること、副業をしている、本業以外に株取引をしている、そして本業の他に不動産投資をしている、だ。

一方、本業でほとんど利益がない、赤字であるといった場合は、確定申告の必要はない。
しかし生活しなければならないため、本業で利益が見込めないようであればアルバイトか何かで稼ぐ必要が出てくる。
そうすると本業を含む所得が20万円を超えることになるだろうから、確定申告が必要となる。

確定申告は、青色申告と白色申告の2種類ある。
青色申告は毎日の取引を帳簿に記入（複式簿記）し、それに基づいて申告することで税務上有利な扱いが受けられるものである。
青色申告する場合は、税務署に「青色申告承認申請書」を提出しなければならない。
白色申告は帳簿の記帳は必要だが簡易なもので良いとされ、簡単にできるものだが節税等のメリットがない。

フリーランスが賢く節税するためには、青色申告をすることをおすすめする。
最高で65万円の青色申告特別控除が受けられ、赤字は3年間繰越できる。
また、青色申告専従者（配偶者や親族）給与を必要経費にできるのだ。
その他にも家事関連費を必要経費にできたり、貸倒引当金が設定できたり、そして減価償却の特例が受けられる。手続きが煩雑だがメリットは大きい。